筋短縮と筋攣縮の違いとは?

こんにちは!

 

理学療法士の前です。

 

9月も中旬に近づきましたが、

まだまだ暑い日が続きますね~

 

さて、今回のテーマは

筋短縮筋攣縮についてです!

 

この2つの言葉、聞いたことあるけど違いが分からなかったり、

説明できなかったりで曖昧になっている部分があると思います。

 

今回は、この筋短縮と筋攣縮の違いについて理解・整理して、

明日からの臨床で活かしていただけたらなと思います。

 

筋短縮と筋攣縮

 

まず、筋短縮と筋攣縮の違いについて比較してみましょう!

筋短縮 筋攣縮
原因 筋実質の変化による伸張性の低下 脊髄性反射による反射性収縮
圧痛 ± ++
伸張・弛緩に伴う疼痛 伸張位のみ+ どちらでも++
局所循環 正常 阻血(血管攣縮)
筋収縮に伴う疼痛 ++

 

 

このような感じなります!

多くは疼痛により筋機能異常を来たしてしまいますが、

これらは防御性収縮などの回避性収縮によるものが多いと言われています。

 

筋短縮について

筋短縮とは、

筋の伸張性低下が生じている状態のことを指し、

筋原線維を構成するサルコメア(筋節)の減少で引き起こされているものです。

 

その結果、筋線維の伸張性低下および筋膜の線維化が生じています。

 

この筋短縮に対してはストレッチが効果的ではありますが、

過度なストレッチは逆効果となることもあるので注意が必要です!

 

筋攣縮について

筋短縮に対して筋攣縮とは、

脊髄反射を介したα運動ニューロンの異常興奮状態と

交感神経の節前線維を介した血管攣縮を伴う病態です!

この筋攣縮は脊髄反射が強く関与しているので

単純なストレッチでは、ほとんど改善はしません。

 

逆に伸張痛によって症状を悪化してしまう時があります。

 

では、筋攣縮に対しての理学療法はどうすればいいのか。

 

筋攣縮はα運動ニューロンが過剰興奮した状態であると、

前述に述べましたね。

 

つまりこのα運動ニューロンを抑制することが症状改善のカギとなります!

抑制させる方法は、筋のⅠa抑制(相反抑制)と

Renshaw抑制(反回抑制)を利用します。

 

Ⅰa抑制のポイントは、

筋攣縮を起こしている筋に対して筋の拮抗筋を収縮させることで、

過剰なα運動ニューロンの興奮に抑制をかけます。

 

Renshaw抑制では、筋の最大収縮後の弛緩を利用した筋弛緩方法です。

 

たとえば股関節内転筋群が攣縮を起こしている場合、

内転筋に強収縮を促し(疼痛自制内の範囲)、

収縮後の弛緩によって疼痛の改善を狙います。

 

また、反復性等尺性収縮(血流改善による阻血状態が改善)や

ゴルジ腱器官の興奮によるⅠb抑制など、

筋生理学的機序を利用した対処方法があります!

 

この筋短縮と筋攣縮に対してのアプローチは、

適切かつ正確な評価が出来ないとアプローチをしても

改善しません。

 

目の前にいる患者様の疼痛を引き起こしている原因が、

筋短縮なのか筋攣縮なのかを見分ける必要がありますね。

これは、筋短縮や筋攣縮にだけ限って言えることではなく

全ての治療は評価で決まると思っています。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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